製造業では一貫生産を強みにしている会社多くあります。
当社もその一つです。
今日は一貫生産についてお話しさせていてただきます。
そもそも一貫生産って?
そもそも一貫生産ってどういう意味でしょう・・・
一般的には「原材料の調達から加工、製品の完成まで自社で行なう」と言われています。
そこに依頼すれば最後まで製作をしてくれるので発注される方は楽でいいですよね。
2つの一貫生産とは?
一貫生産でも大きく分けると2つあります。
1 ほぼ全て自社で行う一貫生産
2 複数の協力会社で行う一貫生産
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう
ほぼ全て自社で行う一貫生産
一部を外注する場合もありますがほぼ自社で製作する一貫生産です。
打ち合わせ等はその会社だけで完結します。
メリット:やりとりが一箇所で完結する 納期が早い
デメリット:社内で複数の工程を行う為、量産に弱い
複数の協力会社で行う一貫生産
自社の技術で足りない所を協力会社に依頼して製作する一貫生産です。
こちらも同様に基本的に打ち合わせ等はその会社だけで完結します。
メリット;複数の会社で行う為、量産にも対応できる
デメリット:複数の会社のやりとりが大変
ではどのようにして選べば良いのでしょう?
一貫生産を売りにしている会社の選び方
どららがいいかではなく依頼したい内容に適している会社を選んでいくことが大事です。
製作方法から相談したい、納期がない、変更の可能性がある場合
→ほぼ全て自社で行う一貫生産会社
製作方法が決まっている、納期に余裕がある、製作工程が多い場合
→複数の協力会社で一貫生産を行う会社
当社で言えば厚物真空型の依頼がありましたが、大きいサイズなのでアルミブロックからの切削加工だとコストが高くなるので他の方法でもいいのでコストを下げれないかとの相談がありました・
いろいろお話を聞くと
意匠面が多少ざらざらでも問題ない
コストをとにかく安くしたい
この2点がありましたので切削ではなく鋳造を提案しました。
鋳造では多少のピンホールがありますが今回は問題にならない程度でしたので鋳造で行いました。
結果的にコストが下がり大変喜んでいただきました。
これは一例ですが お客様と一緒に親身になって考えてくれる会社を選んでいけばいいと思います。